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スウさんの |
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| 第1章 | 第2章 |
| 第1章 |
「わ〜〜い♪行けっ、キルルゥ〜」 雲のないどこまでも続く青い空。 眼下には水平線をを隠すかのように どこまでも広がるきらめく海。 まだ小さなブルードラゴンの上に 少し大きめのヒップホップを着た少女が 足をばたつかせて楽しげに跨っている。 キルルと呼ばれたベビードラゴンはキィとうれしそうに鳴き まだ春のにおいの残る風を受け、一段と高く浮かび上がる。 柔らかな風が少女の幼い頬をなで、 二つに結んだ赤い髪が、ふわりと風を受けて乱れた。 「気持ちいいにゃ〜」 大きく伸びをしてはたはたとなびくシャツの裾をととのえると ふいに、ドラゴンがもの欲しそうに鳴き始めた。 少女は注意深くあたりを見回し 鼻をひくつかせた。 香ばしいにおいがした。 それは大陸が近いことを知らせていた。 |
| 第2章 |
ガディウス大陸 他の大陸では見ることさえできぬ奇怪な生き物 双頭蛇や合成獣、巨大化した生物などが 生息し、人間を寄せ付けぬ魔境が各地にある。 また、千年戦争と呼ばれる未曾有の大戦が 繰り広げられてきたゆえ、 血塗られた大陸と呼ぶものさえいる。 そして、この大陸に ふたつの国が誕生した。 ひとつはパゴールを本拠とする"ベルク"、 もうひとつはミリタードを中心に勢力を持つ"タペリ"である。 この罪深きふたつの民は千年戦争が終わり 新しい時代を迎えた今も、 互いを滅ぼさんと戦い続けているのである。 なぜ、かくも憎しみ合うのか、 今となってはその理由さえ忘れられてしまった。 だが、相手に対する憎悪を育みつづけるに充分なほど 両者は絶え間なく永久の時間の中を戦いつづけた。 この戦が終るとすれば それは全てが無に帰すときであろう… 誰もがそう信じて疑わぬ混沌の闇の中 希望という一筋の光が輝きだした…。 |
| ふむふむ(ボソ オクタ |